コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスは2019年2月14日、700人規模の早期退職を募集を発表しました。
コカ・コーラと言えば、砂糖の入った黒色の炭酸水で馴染みのある飲料で有名ですよね。
そんなコカ・コーラが、どこの会社も人手が足りないと言われてる中、なぜ人手を減らす動きを始めたのでしょうか。
どうやら無差別な早期退職の募集ではなく、対象者があるみたいです。
コカ・コーラが早期退職の募集を発表した理由と、早期退職の対象者について調べてみました。
早期退職の対象者とは?

早期退職の対象者は、45歳以上で勤続1年以上の従業員とされています。
45歳以上が対象ということは、単なる人員削減という訳ではなく、コカ・コーラの未来を背負う若者世代や、メインとして動いている中堅社員には頑張ってもらおうという思いでしょう。
しかし、45歳以上のベテラン社員が抜けることで残った社員に対しての業務の負担が重たくなりそうな感じがします。
また、会社側からは早期退職した人に対して再就職支援や退職金に特別加算金が出るみたいですね。
早めに会社をリタイアしようと考えてた人からすると良いお知らせです。
が、しかし、腰を据えて骨を埋める気持ちで働いている人からすれば困った話です。
いくら会社の為だとは言え、やはり自分の生活が一番です。
中には家族を養っている方もいることでしょう。
転職をする際に、コカ・コーラで働いていたと言うことが出来ますが、絶対に正社員として働ける保証なんてないですよね。
非正規雇用になってしまい、収入源がガクッと減ってしまう可能性だってあります。
年齢が高ければ高いほど再就職って難しいイメージがあるので、残るにしても早期退職するにしてもどちらもリスクがある様に思います。
コカ・コーラが早期退職を募集した理由とは?

コカ・コーラが早期退職を募集した理由とは、収益改善を狙う為とされています。
計画では、700人の人件費を削減することで、50億円の収益改善を行うことが目的との事。
背景としては、原材料費の高騰、輸送費の高騰があげられています。
コーラの20円アップも発表されており、会社では吸収しきれない程の値上げがあることがうかがえます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
これから先、原材料費の高騰に関しては上がり下がりがあるかもしれません。
しかし輸送費に関しては配送の人手が足りず人件費が上がっている為、どんどん高くなっています。
世の中が便利になり、ネット通販等が普及して行く程、配送業の方はより忙しく人手が足りない状況が続くことになるでしょう。
となるとますます輸送費というのは高騰する流れになると考えられます。
コカ・コーラだけでなく他の企業も同様の措置を取らざる得ない時が来るのもそう遠くないかもしれませんね。